第20回 「秋の親睦ウォーキング」 開催報告

第20回 「秋の親睦ウォーキング」 開催報告 (2022年11月15日開催)

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 快晴を予感させる前日の夕焼けに加えて、当日早朝の朝焼けは清々しい秋晴れを確信させてくれるものでした。 そして集合時刻が近づくにつれて期待を上回る日本晴れとなり、ウォーキングにもってこいの恵まれた1日のもと、南河内の古刹2寺で心行くまで紅葉を愛でることができました。
 今回訪問した河内長野市の概略をご説明すると、大阪府の南東部に位置し、中世の文化遺産が数多く遺された「中世に出逢えるまち」として文化庁に認められ、令和元 (2019) 年に日本遺産に認定されています。

 参加いただく方々の体力・体調に忖度して、定刻の10時に南海電鉄河内長野駅にお集まり願った17名には、観心寺までの行程のうち上り勾配が終わる場所までは路線バスの助けを借りるべく乗車いただき、下車後は一気に観心寺を目指します。
 石見川の清らかさに心安らぎ、その力強い川音が耳朶に触れると、楠木正成の騎馬像の出迎える観心寺の山門に到着です。

 山門から拝殿・鎮守社に加えて、見事に色付いたモミジを眺めながら石段を登り切ると正面が国宝の金堂です。 南朝ゆかりの寺ということもあり、境内には後村上天皇陵や楠木正成首塚があり、昼食をはさんでの参拝とともに厄除けを祈願して、金堂を囲んで北斗七星を象って鎮座する星塚を巡っていただきました。 短い時間でしたが、観心寺の趣を味わっていただけたものと思います。

 観心寺に別れを告げ、国道を右折して延命寺に向かいます。 いくつかのアップダウンのある杉木立の中を30分程、舗装はされているもののほぼ一面に苔むして見るからに滑り易そうな林道を、会話を楽しみつつも慎重に歩んでいきます。

 林道突き当りを左折して、石焼き芋や柿を中心に並べた土産物屋を通り過ぎ、紅や黄金色の落ち葉が左右に積もった道を少し登っていくと延命寺の山門に到着です。 もみじの名所として名高く、樹齢800~1000年と言われるかえでの巨木「夕照 (ゆうばえ) もみじ」がよく知られています。 とりわけ夕日に映える姿は一見の価値ありとのことですが、残念ながらその時刻まで止まることができないため、境内の南側で奥河内もみじ公園 (延命寺地区) として整備されている遊歩道の紅葉を楽しんでいただきました。

 南海電鉄高野線 三日市町駅到着時刻を午後3時と想定して、2時に延命寺を出発しました。 全行程に歩道がないのですが、幸いにも行きかう車は極めて少なく、いくつかのグループに分かれそれぞれのペースで長閑な風景と共に楽しく歩んでいただいたものと思います。 この間常に先頭を歩かれたのが、ストックを1本お持ちとは言え変わりのないペースで着実に歩を進められた竹田善英さんです。 今回初めてウォーキングに参加いただいたようですが、午後に入りそろそろ疲れが出てきた方々のペースでは物足りないのか、先頭と最後尾の距離が広がることはあっても縮まることはついぞありませんでした。                                                                             いろいろと聞かせていただいたお話の中で失礼とは思いつつ、お歳をお聞きしたところ、92歳と仰り正直驚いたところです。 歩かれる姿勢・歩幅・ピッチのどれをとっても矍鑠としておられ、日頃の健康管理・体力維持・摂生等々に気を遣われているものと拝見しました。 因みに趣味や気をつけておられることをお聞きすると、「山城めぐり」とのことで (因みに石川県 七尾城がお勧めの由) 、健脚・健康の秘訣を教えていただきました。

 予定時刻に全員が三日市町駅に到着し、解散式の後反省会と次回の目的地を決める意見交換を口実に、乾いた喉を潤すべく有志が集いました。
 その結果、5年前に計画したものの不満足な結果となった岩清水八幡宮と背割堤を、4月上旬~中旬に桜の開花状況を確認して再度挑戦することになりました。 例によって下見をした上でコースや開催時期等の内容をホームページでお知らせしますので、お待ちいただきたいと思います。
 尚、従来このイベントに参加いただくのはニチメン大阪社友会の会員とさせていただいていましたが、ご友人との参加も遠慮なくお越しいただければと思いますので、よろしくお願い致します。

【 担当者:吉田修一、西田恵美子 】