第21回 「春の親睦ウォーキング」 開催報告

第21回 「春の親睦ウォーキング」 開催報告 (2023年4月5日開催)

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 季節の進み具合がどんどんと前倒しになり、桜の見頃の見極めが益々難しくなって来ました。 例年の開花状況とさくらまつりの開催予定を参考に、春の花見ウォーキングを4月5日に実施することと決めて、京都府八幡市の背割堤を石清水八幡宮と共に訪れて来ました。
 3月最終週の半ば頃が現地の桜の満開時期との情報に接し、満開後の1週間気温は低めに、加えて連日の晴天を祈り続けました。その甲斐もあって晴天にこそ恵まれなかったものの、桜は散り始めたばかりといった状態で沢山の花弁は健在でした。

 京阪・石清水八幡宮駅の改札前はいくつかのグループの集合場所になっていたようで、我々のグループも10時の集合時刻が近づくにつれ徐々にメンバーが増え、最終的には23名の大所帯になりました。コロナ禍も一段落し、コロナ前の日常に戻りつつあるのでしょう、以前にも増して多くの方々に集まっていただきました。
 八幡宮の鎮座する男山は標高150m程度で、駅前から参道を辿れば1時間弱で石清水八幡宮に到着できるのですが、その後の行程を考慮してケーブルカーを利用して一気に山頂近くに到着しました。

 山頂駅前には全員が準備運動で体をほぐせるスペースがあり、ここでオリエンテーションの後、略等高線に沿って八幡宮を半周し、八幡産の真竹を使って白熱灯の実用化に成功したエジソンの偉業を称えたエジソン記念碑を桜や若葉とともに眺めました。三ノ鳥居で表参道に合流し、石灯篭が並ぶ石畳の参道を南総門に向かって進んでいくと国宝の石清水八幡宮 御社殿の佇まいが垣間見えてきます。

 御社殿に参拝し、これを囲む西・北・東の各総門を巡り南総門から男山展望台に向かいます。

 ここは北に向かって開けた展望台で、木津川・宇治川・桂川の三川と午後の目的地背割提を望むことができ、更には比叡山や宇治の山なみが見渡せるとのことでしたが、残念ながら天候に加えて花粉や黄砂の影響で視界があまり開けず、望遠は利きませんでした。 蛍光色の揃いのユニフォームを着た高齢の男性が幾人かおられ、竹細工の製造販売もされているようで、興味を持たれた参加者が聞かれた話によると、八幡宮に隣接する土地は私有地とのことです。 展望台も個人の私有地で地権者からボランティアで管理を任されており、参拝者に解放するとともに竹細工の製造販売を手掛けておられます。

 裏参道よりも表参道の方が傾斜は緩やかとの神職の助言に従って表参道を下り始めたのですが、一段の幅が広い石段がかなりあり、歩き易さの点では下見で下った裏参道との比較が難しく一概には言えないように思えました。 下りよりも上りが大変だろうからケーブルカーを利用してもらい、下りは全員で歩いていただこうと計画したのですが、下りも体重と重力が膝に負担をかけるのでケーブルカーを利用して下山された方がお二方おられ、担当として配慮が足りなかったと反省したところです。 ケーブルカーで下山された方々とも無事合流でき、予定通り放生川河畔で昼食をとっていただきました。
 無事腹ごしらえを終え、木津川に架かる御幸橋を渡ると左手にお目当ての背割提の1.4kmにわたる約250本のソメイヨシノの桜並木を望み、右手には「さくらであい館」の展望塔が見えてきます。

 「さくらまつり」の入場に必要な運営協力金100円を各自支払っていただき、川をゆるやかに合流させる役割を持つ宇治川と木津川の間に築かれた堤防を、河川敷の先端を目指して散策していただきました。 平日の、決して恵まれた天候とは言えず、然も花見のピークは過ぎた日にもかかわらず、洋の東西を問わない花見客が、堤から河川敷からといろいろな角度から満開の桜を愛でていました。

 川沿いということもあり、ほぼ平坦な往復2.8kmでしたが、集合時刻を2時30分とお伝えしたせいかかなり急いで戻られた方も見受けられ、集合場所で一息ついておられる様子でした。

 健脚な方は道路を挟んで向かい側の「さくらであい館」まで足を伸ばし地上25mの展望塔からの景観を楽しんでこられました。

 全員の方に集まっていただいた後、記念の写真を撮り朝の集合場所に向かいます。 心持疲れた足取りにも見受けられましたが、予定時刻に石清水八幡宮駅前で解散となり、後は有志の方々での反省会を開催することに。 目的は文字通り今日1日の反省と次回ウォーキングの目的地のすり合わせといったところです。 コロナ禍以降の反省会参加者は5,6名だったのですが、今回は参加者の半数以上の14名もの方々に参加いただき、よりたくさんの方々のご意見をお聞きできる機会に恵まれました。 因みに次回秋のウォーキングは京都の西山方面、或いは交野近郊の紅葉が期待できる場所をと考えています。
日程が決まり次第お知らせしますので、今回以上にたくさんの方々にご参加いただくようお願い致します。

【 担当者:吉田修一、西田恵美子 】